ヤクルトはくじ引きに弱い 清宮

ヤクルトけんちゃんです。本日はヤクルトのドラフト戦略について語ろう。
過去8年のドラフト指名一位を見てみよう。
2010年 斎藤佑樹X、塩見貴洋X、山田哲人○
2011年 高橋周平X、川上竜平○
2012年 藤浪X、石山○
2013年 大瀬良X,杉浦○
2014年 安楽X、竹下○
2015年 高山X、原樹理○
2016年 寺島○
2017年 清宮X、村上○
ヤクルトは国鉄スワローズ時代から弱く、スター選手は金田正一他少なく、在京球団にもかかわらずその人気は巨人に遠く及ばなかった。
そのせいか当時の松園オーナーの好みか、ドラフトでスター(スターになりそうな)選手を
取ってきた。
76年酒井(サッシー)、82年荒木大輔、87年長嶋一茂。
それ以外のドラフト一位で、当たりは81年宮本賢治、83年高野光、84年広沢克己、85年伊藤昭光、88年川崎、
90年岡林、91年石井一久、92年伊藤智仁、93年山部くらいまではよかったが、それ以降での当たりは01年石川、
04年田中浩康、05年村中、07年由規、10年山田哲人(山田は外れ外れの一位指名)、12年石山(外れ一位)、15年原樹里(外れ一位)くらいか?
あとの一位指名はことごとく外れであった(というのは言い過ぎか)。
11年川上、14年竹下はすでに退団。
13年杉浦はトレード。
一昨年の寺島、昨年の村上はまだ結果が出ていないが。
ヤクルトは最近の印象ではことごとく一位指名くじを外している。
上記を見ればわかるように過去8年のドラフト一位指名で、競合となったケースはすべてくじで負けている。
思い出すのは2015年真中監督が高山のくじを外した出来事である。
最近の広島を見ると、スター選手を競合せず、地道にスカウトが掘り出してきた選手を単独指名で取り、育て上げ今日の無敵の王国を作り上げているように思える。
ヤクルト首脳陣に再考して頂きたい。
2球団で競合しても取れる確率は50%。
それ以上の競合になれば取れない確率が高いことを。
そのようなリスクを冒すのはビジネスジャッジメントとしては完全に誤りである。
現実に山田哲人を見れば2回くじを外しての大当たりである。
一位指名の人気選手以外にも宝物は隠れているのである。
確かにドラフトで取る選手が成功するかしないかはその時点ではわからず、球団も行けると思って指名しているのであろうが、
ここ最近のドラフト選手の不作振りを見ると、球団にドラフト戦略と選手の育成方針について深く反省と再考を願うのみである。

 

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